登山記録 by 児玉

登山、沢登り、山スキー、クライミング、アイスクライミングなどの国内・海外の自分の記録

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(TMR)モンテローザ

モンテローザは山塊の名前で、ひとつの山の名前ではない。その中で一番高いのがデュヒュールシュピッツェ(4634m)である。今回は行くことができなかったが、ツムシュタインシュピッツェ(4563m)、ジグナールクッペ(4554m)、パロットシュピッツェ(4432m)、ルートヴィッヒスヘーエ(4341m)、ヴァンサンピラミッド(4215m)に登ることができた。

9/10 晴れ
今日から3日間天気が良いというので、まだ体調は戻っていないが出発する。当てにしていたゴンドラとリフトは全てこの前の日曜日に閉鎖となってしまっている。アラーニャから歩いて行くしかないので、とりあえず2860mにある小屋を目指す。
初めTMRではない山間の道が地図であったのでそちらを辿るとこにした。街を出て登ると廃墟のような村がありその裏山を登る。細い道だ。また道路に出るとスキー場に向かう。今は牧場となって牛の鈴の音が聞こえる。のんびりとした光景。誰とも合わない。牧場の人をたまに見かけるくらいである。
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2800m地点の小屋に行くとゴンドラの駅が見えるのでそちらに行ってみる。数人の登山者がいる。どこに行くのか聞いたら、マントバ小屋に行くようである。この裏に回ると登山口があり2.5時間で行けるらしい。彼らは下の街からジープで来たといっていた。15ユーロだそうだ。
後で知ったが、アラーニャのひとつ西の谷にスタッファルという街がありそこからタクシーとして出ている。こちらだけではなくその反対の谷(セントジャックス)へも行っているのを見た。これを知っていたらもっと楽だったらろうに。
疲れてはいるが行ってみることにした。小高い山を登り、一旦降りる。登り返して岩/石のところをトラバースする。雪が降ったようで踏み跡を頼りに進む。少し前にガイド連れの女性がいるが、疲れているので付いて行くのも大変だ。
天気は良くなってきて切り立った崖がよく見える。雪/氷河のトラバースとなる。照り返しが熱い。トレースを行く。
このトラバースしている直ぐ下の方にリフトが伸びていて本当はそこから登り初めとなる予定であった。
今度は岩となり、リッジを回り込むように行くと、やっと小屋が見えてくる。大氷河も見えてきた。
その上のニフェッティ小屋も見える。登りのため数人の登山者に追いついた。マントバ小屋きれいな小屋である。なんとか2200mを登り切った。
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マントバ小屋

9/11 晴れ
マントバ小屋を5:45に出発。ニフェッティ小屋からライトが照らされ助かる。風はそんなに強くないもののずっと冷たい風が吹いているので頬が冷たく痛い。手も冷たい。右手にヴァンサンピラミッドを見ながら、氷河に積もった雪のトレースを辿る。
既に3500mを超えているので歩くのも辛い。時々クレヴァスがある。まだ寒いのでよいが暖かくなるとかなり嫌らしい。バルメルホルンが見えてきた。ここをぐるっと右手に回り込むとルートヴィッヒスヘーエへ行く平らなところとなる。ここで休む人が多いようだ。
ここまで来ると上から降りてくる人に出会う。回りのモンテローザ群、リスカムがよく見える。ここから右手に少し下りジグナールクッペを左から右に回りこむように登る。
先にツムシュタインシュピッツェを登ることにした。踏み跡はあるが誰も登っていない。上部がナイフリッジ状になっていて嫌なのだろう。今度はジグナールクッペに登った。11:20。マルガリータ小屋はその肩にある。
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ツムシュタインシュピッツェからジグナアールクッペを見る、頂上はマルガリータ小屋

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ツムシュタインシュピッツェ、バックはデヒュールシュピッツェ

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マルガリータ小屋(ジグナールクッペの肩にある)

9/12 晴れ
クレヴァスが気になるので朝早めにでる。それでもパロットシュピッツェ、ルートヴィッヒスヘーエとヴァンサンピラミッドを帰りに登る予定だ。
ジグナールクッペからトレースを下る。回り込んだ途中からパロットシュピッツェのコルにトラバースしながら向かう。雪が降った後なので少し歩きにくい。上部へ行くに従い硬くなってゆく。
少し急なところをトラバースしてリッジにでる。リッジはナイフリッジ状になっていてずっと続いていて長い。雪がまだ柔らかいところがありバランスを崩しやすい。どこが頂上か分からない。気がついたら過ぎていた。なだらかにリッジが下って最後は岩が少し出ている。両サイドも急で前もかなりの高さであるがどこから降りるのかと思ったら、岩の左手が緩やかになっていて簡単に降りることができた。
そこから今度はルートヴィッヒスヘーエを登る。まずコルまでトラバースしながら行く。中央部に踏み跡を辿りリッジに出る。右手に行くと頂上だ。適当に反対側へ降りバルメルホルンの下を通りヴァンサンピラミッドへ向かう。
なだらかな斜面を登る。日が当たる前に早く下山しなければならない。幸いヴァンサンピラミッドが太陽の影を作りクレヴァス帯を太陽から当たらないようにしている。ヴァンサンピラミッドを登り、直ぐに下山する。
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ヴァンサンピラミッド頂上からパロットシュピッツェ(右)とルートヴィッヒスヘーエ(中央)、六かネロ(左)

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リスカム東峰

この先がクレヴァス帯でまだまだ氷河は硬いままだ。少し大きなクレヴァスが口を開いているところもある。その脇の両側がくっついているところを渡るのだが、いつ落ちるかわからないところを通るのは気持ちのよいものではない。緊張しながら早めに通る。小さく穴の開いたところもある。まだ気温は低めなので大丈夫そうである。
何とかクレヴァス帯を降り、マントバ小屋に到着し休憩する。クランポンを脱ぎ下る。岩場を降り雪/氷河をトラバースするが、凍っていて滑りやすい。リッジを下って上り返しリフトの降り場に着いた。
ここからは舗装ではない車道の下りとなる。少し下るとジープがやってきた。タクシーだという。下のスタッファルまで15ユーロだ。登りなら乗るが、下りも15ユーロは高いので断った。
スキー場の中を下り、右に折れる。今度は急なハイキング道を降りる。見晴らしが良く、結構ハイキングに来ている人に会う。スタッファルの街も小さい。レストラン風の店はあるがスーパーは見当たらない。
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スタッファル方面の渓谷

そこから隣の谷のセントジャックスに向かう。ジープのタクシーはセントジャックスへ向かう峠にも向かって行った。ジグザグに登り途中からスキー場を歩く。天気もいいしのどかだしハイキングを楽しむ夫婦を見かけることが多い。日本のように団体さんはこの辺では見ない。
峠に来て少し涼しくなる。ここは「Colle di Bettaforca」。峠の向こうにもリフトがある。しかし動いてはいない。今は牧場の中を下りセントジャックスへ。
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