登山記録 by 児玉

登山、沢登り、山スキー、クライミング、アイスクライミングなどの国内・海外の自分の記録

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ウーリー山(3405m)とダイアデム山(3371m)登山

7/27 快晴
ACCトリップリーダーのスティーブと2人で、ACCのトリップではなく個人的な登山に行きました。初めはビクトリア山の隣のヒューバー山(3368m)に行く予定だったが、ハットが一杯で急遽変更してこの山となった。アプローチに4時間半(1日目)、2日目早朝より登山開始して同日帰宅で、登山は初め雨で大変で長い一日となった。泊まりはテントである。

バンフのスティーブの家(6:40)に行き、そしてコロンビアアイスフィールドの先の駐車場へ9:50着。10:20スタート。初めが川の渡渉から始まる。ハイウェー横の幅の広い川だ。この時期気温があがり雪溶けと氷河が溶けるので水量が多い。川は細かく数十本に分かれていて何とか渡ることができる。サンダルに履き替えて渡渉開始。しかし、冷たい!というより冷た過ぎる!!!足が痛い。浅いところを探しながら1本、1本と渡る。足が痛い。氷が溶けたばかりなので冷た過ぎる。
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川の渡渉が辛い

渡渉が終了するとウーリークリーク沿いのトレースに従い緩やかな登りが続く。荷物がクライミング道具もあるので25kgくらいだろうか。ちょっときつい。登りは少しゆっくり目となる。
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ウーリークリークの滝

1時間ほど行くと岩がごろごろしたところにでる。大小いろいろな岩が続く。岩歩きはルートファインディングが難しい。足跡の痕跡が付くのは相当な人が通らないと付かない。所々にケルンがあるのが助かるが、直ぐに分からなくなる。2時間くらい掛かっただろうか、ようやく岩のガーデンを越えることができた。重荷には大変疲れる。
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右手に滝が現れる。この時期水量が多いので迫力があるし、天気がいいので暑いところで清涼感があってちょうどいい。しかしここから登りがきつくなる。滝の上に行くとウーリー山とダイアデム山が見えてきた。写真と同じ光景である。ガイドブックの写真と比べてみる。望遠鏡で見るとダイアデムの頂上付近に雪庇があり、かなり大きそうだ。どう見ても乗り越えられそうにない。6~8mのハングのアイスクライミングとなってしまう。アイスクライミング用のアイスアックスが必要だ。このルートは無理なので、ウーリーとダイアデムのコルへ向かうルートしかない。
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岩の歩きの後に現れる滝、写真では大きさが伝わらないか、、後ろに見えるのがウーリー山

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左がウーリー山、右がダイアデム

ここから1時間でテント場となるところに着く。氷河の手前で近くには氷河から流れ出した水が溜まっている湖もある。ちょうど近くに小川が流れているがここは透明で何もしなくてもそのまま水が飲める。通常氷河の水は緑色っぽい色がありフィルターを通さないと飲めない。テントを張り明日の登るルートを計画する。ルート的にはダイアデム山をダイレクトに登り、稜線をウーリーに向かうのが楽なルートであるが、雪庇があるのでコルを行く。登る難しさはないが、ルートファインディングが難しくなる。
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テント場からウーリー山を望む、右が氷河(崩壊が激しい)

ウーリー山とダイアデム山の間は氷河があり、ここから見てもかなり荒れていてセラックが一杯だ。昼間はアイスフォールがある。登りは初めダイアデム山の南東面の雪のあるところを登り、途中で左の岩場を左上する。そして氷河の上の方でウーリーとダイアデムのコルに左上トラバースしてコルに出る。この岩場をどう通るかが難しそうだ。下からはその辺が良く分からない。
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ダイアデム山(本来は中央部の雪のラインを頂上に行くが、雪庇があり今回は、中央部の雪のラインを中程まで行きそこから左上して岩場を通り左上の氷河の上にでる)

2/28 雨のち晴れ
朝1:00起床。曇っていて稲妻が光っている。まだ雷の音は聞こえない。とりあえず出発することに。1:50出発。ヘッドライトを付けて岩がごろごろするところを行く。途中小川をいくつか越える。氷河の下の方にでたのでクランポンを付ける。下の方は凍っている。稲妻が時折光っている。ダイアデムの雪のラインにでる。暫く雪を行く、雪崩れの跡がありそこを越え左の岩のところを左上する。月明かりがなくなり真っ暗になり雨が降ってきた。まだ小雨である。岩のラインを登って暗い中ルートを探しながら登ってゆく。

時折雨が強くなって、また小雨になったりする。また強くなってきた。雨が上がる気配がないので氷河の上へトラバースする手前でテントに戻ることにした。ダイアデムの雪のラインに戻る手前天気が良くなって、月明かりも出て来て雲も幾分薄くなってきた。もう一度トライしたいと言うと、今度雨が降ったら戻るということで、再度頂上を目指すことに。

今度は岩のルートは分かっているので早い。氷河への上へ雪のラインを左上して氷河の上へでる。ようやく明るくなってきた。この上は一応氷河なのでロープを出す。コルに向かって雪の上を進む。

7:30コルに到着。天気は大分良くなってきた。直ぐには雨はないだろう。ここからまず時間が掛かるウーリーに向かう。雪のなだらかなところを登って行く。最後はリッジとなり、雪庇に乗らないよう注意して8:30ウーリー山頂に到着。レジストレーションに署名する。手袋が雨で濡れていて風が冷たいので寒い。
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コルからウーリー山を望む(登頂後に撮影)

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ウーリー山へのなだらかな稜線

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ウーリー山頂、後ろはアルバータ山(3619m)

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ウーリー山から一旦コルに戻り、今度はダイアデム山に行く。天気はよくなった。手袋も幾分乾いていい方向になった。
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ダイアデム山は初め岩の緩やかなところを登り途中雪となり、雪庇のある稜線を通り雪のないリッジの先に頂上がある。10:20ダイアデムの山頂に到着。
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ダイアデム山頂

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山頂からの風景

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ダイアデム山の頂上直下の小リッジ

ダイアデムから降りてコルに戻る。
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ウーリーの急な壁面から盛んに岩が落ちている音が聞こえる。気温が上昇してきた。早く降りなければ!!11:20下山開始。走るように雪面を降りる。氷河が終わるとロープを外す。慎重に雪面をクライムダウンし岩のところに行く。
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雪壁の下り

朝の往復で岩場のルートは完璧に暗記しているのでスムーズだ。しかしそれがなければ1時間は早くなっただろう。次の難関はダイアデムの雪のラインの下りだ。下の方は氷河の崩壊した氷の塊が既に落ちている。ダイアデムからも小雪崩が起きている。雪崩が少なそうなところを急いで、走るように、または滑りながら降りる。下の方は一部氷になっていたがかなり溶けてなんとかクランポンなしで降りてくることができた。ウーリーからも岩の落ちる音が絶えない。
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氷河、崩壊が激しい!

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氷河の下の方を通過中、早く!

何とか危険地帯を抜け、テント場手前の岩場に戻る。
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1:30pmテント場に戻る。濡れたギアなどを干し乾かす。疲れたのでちょっと昼寝。天気は良すぎて暑い!
2:30pmテント場を出発し、来た道を戻る。途中、小川を幾つか越えるが気温が高いせいか増水が激しい。渡渉かというところもある。
P7290104.jpg
ここは何とかジャンプ、重荷がちょっと躊躇する

流石に下りは早い4:30pm川の渡渉地点に到着。しかし疲れた。今日は長い一日だ。最後に渡渉がまっている。おまけに昨日よりパワーアップして水量が多い。スティーブは靴を洗うと言ってそのまま渡渉する。そんなに冷たくないようだ。こちらはサンダルなので冷たい、痛い!!スティーブが何本川を渡渉したか数えたら大小合わせて20本だった。大きいのはその内7、8本くらいか。5:00pm駐車場に戻る。帰りはコロンビアアイスフィールドで夕食を食べ戻る。長い疲れた一日であった。もう一つ大きな充実感も!!
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Comments

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児玉さん、テンション高そう~。
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テンションが高くないとどこにも行けないよ。家に閉じこもっているだけになっちゃう!

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