登山記録 by 児玉

登山、沢登り、山スキー、クライミング、アイスクライミングなどの国内・海外の自分の記録

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Category: ノルウェー  

ソグネフィヨルド

9/29 曇りのち晴れ
ベルゲン→ヴォス→グドバンゲン→フラム→ベルゲン
観光だけのために立ち寄った唯一の都市である。早速ソグネフィヨルドに行ってきた。通常の電車やバス、フェリーに乗って周るのだが、殆どパック化されている感じで上手く繋がるように時間が設定されている感じだ。駅またはインフォーメーションで周遊切符が買える。(ノルウェーナットシェル:ソグネフィヨルドともう一つのフィヨルドを行く)
天気は初め曇っていたが晴れてきた。ベルゲンから電車でヴォスへ。昨日は夜中に来たのでどんな風景か分からなかったが、雲はかかっているものの見ることができた。
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ヴォスからはバスで周る。途中世界遺産のバレーを見たり、大きな滝を見たりしながら進む。
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フェリーに乗りフィヨルド観光が本格的になる。といっても入り江はまあまあ入り組んでいるが、地図で見るのと違い普通の入り江を周っている感じ。でものんびり良い観光となった。この時期相当寒い。雪山の服装で行ってちょうどいい感じだ。
この時期でも人はまあまあいる。日本人も多い。団体客だ。
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Category: ノルウェー  

ベルゲンへ

9/28 晴れ
シャモニー→ジュネーブ→フランクフルト→ベルゲン
シャモニー→ジュネーブのバスがこの時期2便しかなく、早朝か夕方のみだ。早朝7:00発でジュネーブへ行く。このバスは直行便ではなく、途中いろいろなところで止まる。そのため1時間ちょっとで行けるとこを2時間掛けて行く。
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それでもフライトは夕方の便なので時間は十分ある。ここでシャモニーで購入したものの税金の払い戻しの手続きを行った。これは非常に大変だっだ。フランスで買ったので、手続きはフランス行きのエリアで行う。そこに行ってスタンプをもらうだけなのだが、スタンプをもらうまでは簡単だ。しかし、そこからフランス行きでないところに戻るのが大変だった。荷物がないならまだ楽だが、荷物があると非常に大変!裏の迷路のようなところを通り戻ってくる。少しぐらいの払い戻しならやめた方がよい。まあ、時間は十分あったのでできたのだが。。

ジュネーブ空港ではスターアライアンスの航空会社のチャックインはスイスエアラインが行っている。チェックインの時、荷物の重量を計るのだが、ちょっと載せたら35kgあった。横が接触していたので端の方で立てて計ったら32kgだった。そうしたらチェックインの女が荷物を叩きつけて倒し、「35kgだからチェックインできない」と威張って言っている。酷い女だ。スイスエアラインは酷い航空会社だ。何のためにスターアライアンスにお金を払ったのか。スイスエアラインに、こんなところに委託するスターアライアンスも最低である。

フランクフルトのトランジットはヨーロッパ内なので時間的には殆ど掛からなかった。カナダから来たときにフランクフルト経由だったが、その時は1時間半はかかったので、フライトも1時間半開けたが、その必要はなかった。
夜、ベルゲンへ。かなり小さく、座席は左右2列のジェット機だ。11:20pm着。バスは夜遅くまでやっていて、酒類が高いせいかみんな免税店で酒を買っていた。自分も買いたかったが、荷物が重くなるので買えなかった。
24時間オープンのホステルに行ったが、ドアには8-21時となって閉まっていた。なんてことを。
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いざベルゲンへ!

ベルゲンはシャモニー、ツェルマットに比べれば大きな街だ。人口25万人というから日本では中くらいの街になるのだろうか。フィヨルドのおかげで世界中から観光客が来ている。日本人も多い。この時期閑散としているかなと思ったが、そうでもない。

ベルゲンの風景
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どう見ても真っ直ぐには建っていない???

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シーフードを頂く
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魚市場
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Category: フランス  

エギーユデュミディ ~コズミックアラート~

シャモニー近郊の4000m級の山はみな氷河があり、どこも行けない。氷河歩きが少なく岩登り的なルートを見つけた。グレードはⅡ級、ADで、岩登りグレードは一か所4b(多分5.5)がある短いルートだ。

9/23 晴れ
明日から天気が悪くなる予報なので、ちょっと短いがミディにも行ってみたかったので行くことにした。
まずケーブルカーでミディまで行く。そこから北東リッジを降りて南にあるコズミックハットの方へ行く。そこからクライミングが始まる。登り始めはのんびりしていたので12時近くになってしまった。初めはⅡ級程度の登りが続く。
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そして、2か所懸垂下降をする。ちょっとトラバースしてクラックを登る。ここもちょっとロープなしだと厭らしい。左側の方が登りやすかった。そして核心と思われるクラックに行く。
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一回目の懸垂下降

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二回目の懸垂下降地点

核心のクラックは斜めに入っていて途中にロープが垂れている。高さは4m程か。足はスラブでクラックにも多少足場があり使える。グレードは4b(5.5か)。このロープにセルフを取って登った。なかったらちょっと怖い。
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この後も登りが続くがさっき程難しいところはない。徐々にミディに近づいていく。
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最後は展望台のテラスに梯子で上がる。二時間くらいの登りだった。
展望台の眺めは天気がいいので最高だ。モンブラン・モンモンディ・モンブランデュタキュール、グランドジョラス群、ヴェルト・ドロイテ・コウト山群などがよく見える。
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Category: フランス  

シャモニーの外壁


Category: フランス  

モンブラン(4810m)

モンブランには行くつもりではいたが、準備を全然していなかった。キャンプ場にツェルマットで会った台湾人が来て、グーテ小屋は明日で仕舞うと言うので急遽翌日に行くことにした。台湾人2と一緒に行くが、途中台湾人1人になる。
9/19 曇りのち晴れ
今日はグーテ小屋3817mまで行く。2000mまで登山鉄道で行くので、1800mの登りだ。
バスでリズーシュに行きそこからゴンドラ、登山鉄道に乗り継いで行く。ゴンドラ駅のところで3人の日本人がいた。彼らはジュネーブの国際機関で働いてガイド2人とモンブランを登る。登山鉄道は最終駅までが工事で行けず、ひとつ前の駅から鉄道線路を歩く。ちょうどその駅付近はひどい雲に覆われ周りは何も見えない。最終駅付近まで行くと雲は下になり天気は良くなった。初めから台湾人の1人が歩くのが遅い。もう一人の台湾人が「Go,Go」というので待たずにさっさと先に行く。最終駅のところから登りが始まった。ガレたところだが踏み跡はしっかりしている。
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ここまでバスで来てゴンドラで上へ行く

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上の登山鉄道駅

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登山鉄道で上に行くと、周りはガスで何も見えない、ここから鉄道線路を歩く

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小屋のところから方向を90度変え今度はリッジをジグザグに登る。そこを登り終えるとテートルース小屋がある。そこに泊まる人もいるようだ。ハイカーの人はここまでとなる。この先は岩登りまじりの登りとなる。あの恐ろしいルーロワールがある。ここからクランポンを着けてロープをつないで行く。もう一人の台湾人は置いて行くことになる。雪の斜面を登ると直ぐトラバースがありワイヤーが引いてある。ここが落石で有名なクーロワールだ。急いでここを渡る。幸い落石はなかった。前日までに雪が降ったので落石も少ないと思われる。そこからグーテ小屋まで岩の登りとなる。自分が先に登り、台湾人がフォローで来るが、遅い。
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落石がおおいクーロワール

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pm1時過ぎにグーテ小屋に到着すると3人の日本人が着いていた。夕食は6時で翌日の朝食は3時だ。夕食までゆっくりくつろぐ。
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9/20 晴れ
昨夜は全然眠れず、朝少々頭痛がする。朝食はパンとコーヒーだが、コーヒーをお替りして眠気を覚ます。準備も遅れ出発は4:15となる。ヘッドライトを付けひたすらトレースを辿る。どこを登っているのか見当が付かない。朝起きてトイレに行ったときには月が高くあがり照らしていたが、月が下の方で全然明るくない。風はそんなに強くはないが、かなり冷たい。頬や手が痛くなる。やはり足がなかなか進まない。バロ小屋の近くまでくるとようやく明るくなってきた。ここからが余計に動作が鈍くなる。他の登山者も遅くなってきて、数珠つなぎの状態だ。一歩一歩スローモーションのように足を進め登っていく。降りる人に出会う。リッジを登って行くとナイフリッジ状になりずうっと頂上につながっている。降りる人とすれ違う幅もないくらいだ。頂上は少しだけ広いが、何とかすれ違える幅しかない。
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グーテ小屋に戻り、そして下まで降りた。
Category: フランス  

シャモニー

ツェルマットからシャモニーに移動。マルティーニから登山鉄道でシャモニーに行くのだが、電車が途中で動かずバスで途中移動し、また電車に乗り着くことができた。来た次の日から天気が悪い。インフォーメーション(内外)でワイヤレスインターネットが拾える。
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土曜日にやっている朝市、ここで久しぶりに魚を買い食べた、半年ぶり?

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Category: スイス  

ツアーモンテローザ(TMR)

ツアーモンテローザ(TMR)
モンテローザの周りを歩くツアーモンテローザというコースがある。フランス語で言えばツールドモンテローザということになるのだろうか。モンテローザという山を登るのではなく。モンテローザ一帯の山脈の周りをぐる~っと一周するコースである。
標準タイムは56h、9日間で1日4~8時間歩く設定となっている。歩く長さは宿泊できるホテル・小屋があるかで設定されていて、テントなどは持って歩く必要はない。延べ8900mの登りおよび下りがあり体力的にも大変なルートである。
今回このTMRのルートを辿り、且ついくつかの山も登ってくる計画を立ててみた。このコースには鉄道・バス・ゴンドラが並行して運転されている部分もあり、体力温存、日程短縮のためこれらをフルに活用しようとした。ところが調査不足のため一部のゴンドラ/リフトが休止していたので結構歩くことになってしまった。
実際歩いたのは標準タイムで31hで55%歩いたことになる。計画では1/3しか歩く積もりはなかったのに。結局13日間で4000m峰9つ登ることができた。
この計画の前にActive Mountainさんにいろいろ山の情報を聞き大変お世話になった。社長の田村さん,岩井さんが相談に乗ってくれ、商売っけなしに山の話をしてくれ本当に山が好きな人たちだなという印象を受けた。ポリュックス/カストールへの氷河が荒れていること、この会社ではできるだけ氷河歩きは太陽が昇る前にしていること、天候のこと、ネパールのこと、海外遠征のことなど等。*日本人の会社でハイキング・ガイド山行・海外遠征を企画提供している。URL:
http://www.active-mountain.com
もともとツアーモンテローザという歩くコースがあるのは知っていたが、これと登山を組合わせてはという発想はActive Mountainさんのアイデアである。しかし、具体的な山の選定は、自分の山に登りたいという気持ちと氷河との葛藤の中から絞り出した計画でActive Mountainさんの提案ではない。残念ながら金銭的な面でガイド山行は全く考えなかった。
日程
9/1 ツェルマット→ブライトホルン(4164m)→ツェルマット→ザースフェー
9/2 ザースフェー→アラリンホルン(4027m)→ザースフェー
9/3 ザースフェー→ミシャベル小屋(3335m)
9/4 ナーデルホルン(4327m)→ザースフェー→ザースアルマゲル
9/5 ザースアルマゲル→アルマゲラー小屋(2894m)
9/6 アルマゲラー小屋→バイスミース(4023m)→ザースアルマゲル
9/7~8 ザースアルマゲル→アラーニャ(イタリア)
9/9 停滞
9/10 アラーニャ→マントバ小屋(3470m)
9/11 マントバ小屋→ツムシュタインシュピッツェ(4563m)→ジグナールクッペ(4554m)
9/12 パロットシュピッツェ(4432m)→ルートヴィッヒスヘーエ(4341m)→ヴァンサンピラミッド(4215m)→セントジャックス
9/13 セントジャックス→ツェルマット

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モンテローザ群
Category: スイス  

(TMR)ブライトホルン(4164m)

4000m峰で一番近い山。氷河歩きであるがクラインマッターホルンから350m登るだけで行ける4000m峰である。
9/1 晴れ
ゴンドラの始発が6:30と聞いたが、実際動き出したのが7:15でスキー選手が7~80人くらい集まっていた。切符の発売が動き出すのと同時なのでスキー選手の後に並ぶことになる。結局7:30過ぎとなった。どうしても早く行く必要がある場合は前日に切符を買っておいた方がよい。
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ゴンドラの終点は約3800mと約350mの登りだ。歩き始めは9:00となった。一旦スキーリフト沿いを歩き、左に曲がりブライトホルンへ向かう。トレースはハッキリしていてみんなそれに沿って歩いている。
一応氷河歩きなのでみんなロープを付けている。数人はロープをつながない人もいる。
途中、ポリュックスやカストールの道と別れブライトホルンに向かう。ブライトホルンも本峰と中央峰、西峰があり、本峰と中央峰がよく登られていて(冬山雪山経験者には)簡単に行ける。とはいえ高度があるので息はきつい。
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氷河を歩くにあたって、自分なりに基準を決めた。
1.トレースがあること。
2.少なくとも見た目荒れていないこと。
3.午前中に歩くこと。
4.視界が良いこと。
これを守れば大丈夫ということは全くないが、少しでも確立を下げたいという気持ちだけである。
足をゆっくり運び高度を上げてゆく。雪は締まっていてクランポンが効く。二股に別れ本峰に行く道と中央峰から登る道があり、中央峰から登る。本峰と中央峰のコルから斜度はきつくなり、徐々にナイフリッジになってゆく。
中央峰に着いて直ぐに老紳士が来た。年を聞いたら67歳で4000m峰を100回以上登っているという。周りの山の名前を全て教えてもらった。
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ブライトホルン中央峰頂上

一旦コルまで降り本峰に向かう。こちらもナイフイッジでリッジの頂点の巾が30cmほどのところを歩く。風が強いのでバランスを崩すと危ない。
本峰の方が人が多く写真を撮ってみんな喜んでいる。寒いので直ぐに降りる。途中の斜面は雪が腐り始めてクランポンの裏に雪が付いてしょうがない。氷河までくるとまだまだ硬い状態で一安心する。
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ブライトホルン本峰頂上

中央峰で出会った老紳士に1人でも行っても大丈夫な山をいくつか教えてもらった。本当はツェルマットから反時計回りに行く予定であったが、明日から3日は天気が良いということ、反時計回りだとモンテローザ下の小屋へのアプローチに3日間かかること、を考え天気がいいうちに登れる山を登っておこうと思い時計回りで行くことにした。
これが大きな間違いで、当てにしていたイタリア側のゴンドラ/リフトがクローズしてしまい歩くことになり、最後の方で山間部を歩くこととなってしまった。
まず、アラシンホルンを登るために、鉄道とバスを乗り継いでツェルマットと一つ谷が東のザースフェーに行った。今回は歩きが多いのでテントを持って行かないことにした。それでもロープ/ハーネスなどで荷物は重い。アラリンホルンもブライトホルンと同様に直ぐ近くまで登山鉄道が延びていて簡単に行ける4000m峰の一つだ。また、その周りの山を観察するには良い場所だと老紳士が教えてくれた。

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(TMR)アラリンホルン(4027m)

3457mまで登山鉄道が延びていて500mほど登るだけという4000m峰で一年中オープンのスキー場の中を行く。
9/2 晴れ
ザースフェーからゴンドラ、登山鉄道を乗り継いでミッテルアラリン駅(3457m)へ。そこはゲレンデで、ゲレンデの端を通りアラリンホルンとアルプフーベル(4206m)のコルへ向かう。トレースもしっかりしているし、クレヴァスも見当たらない。コルまで行くと頂上まで近い。頂上には十字架が立っている。頂上は狭いのでみんな手前の広いところで休んでいる。頂上は写真を撮るために順番待ちができている。
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周りの山を地図を見ながら次に登る山を考える。1つはナーデルホルン(4327m)、ミシャベル小屋が3300mにあり、氷河があるが比較的に近い。レンツスピッツェの方が近いが岩でロープが必要だ。
それからバイスミース(4023m)。これはブライトホルンで会った老紳士が教えてくれた。南のリッジからのアプローチで氷河がない。
もう一つは、これも氷河がないリッジでラギンホルン(4010m)。ナーデルホルンはザースフェーから。バイスミースはザースアルマゲルから。ラッギンホルンはザースグルントからだ。今の天気予報だと2日間は良さそうなのでまずはナーデルホルンを登ることにした。
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Category: スイス  

(TMR)ナーデルホルン(4327m)

ザースフェーからミシャベル小屋(3335m)に入り、そこから氷河のトラバース、雪のリッジ、最後にアイスとバラエティに富んだ山である。強風で正月の北鎌を思わせる寒さで敗退かの葛藤の中で登ったという自分では価値のある山行となった。
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9/3 晴れ
今日はミシャベル小屋(3335m)までの1500mの登りである。街外れの小径から九十九折の登山道を登る。ハッニング(2245m)までゴンドラが行っていてちょっとトラバースするがこちらからも行く人がいるようだ。普通の登山道が終わり岩のリッジとなる。標しも多くあり、足場も鉄のコの字状のものがたくさん打ってあり登り易い。これらがないと小屋に辿り着けるのはアルパインクライマーぐらいしかいなくなる。
この登りが相当長い。岩はしっかりしているが中には動くものもあり油断はできない。4時間くらいで辿り着く。下見をするつもりでいたので早めに着いた。スイスでの小屋泊まりは初めてなのでちょっとドキドキである。日本でも小屋泊まり自体ほとんどしたことがない。
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ここのオーナーはちょっと怖い。ナーデルホルンに登ると言うと、クレヴァスがあるからロープが必要だと怒っている。英語が通じるのだが、発音が「w」を「v」で発音するのでちょっと??の顔をすると何度も何度も繰り返し言って、わかったか、と問いただす、など等。
たまたま日本人の女性客がいた。アメリカに住んでいるのだがガイドになるため今はシャモニーにいていろいろな山に登っているそうだ。オーナーは一見怖そうだが、自分たちも山に登ってきたら、一緒に喜んでくれ本当はやさしいよと教えてくれた。
氷河をトラバースする地点3620m地点まで行ってみた。氷河は下の方は荒れているが、上は良さそうに見える。トレースもしっかりある。これなら行けるか!!?
小屋に帰ったらガイド志望の女性は下山した後であった。このあとシャモニーに行く予定だったのでメルアドを聞いておけばよかった。
オーナーは顔を見るたびクレヴァスがあるから注意しろと怒ったように言う。夕食は腹いっぱいに食べることができ8時には寝た。

9/4 晴れ 強風
4:45朝食。早く食べて出発する人も多い。自分は出発が遅い方で5:30。ヘッドライトを点け昨日下見をした地点へ行く。そこでクランポンを着け氷河をトラバースして向こうのリッジを上がる。これからが氷河歩きとなる。もう明るくなってきているが頂上付近の雲の動きがかなり早い。この辺は全然風がない。嫌な感じ。
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この後ろから氷河のトラバースが始まる

クレヴァスは4~5箇所あり小さい。氷河も硬く特に問題なく行けた。問題は帰りなのだが。リッジの登りは一部アイスっぽくなっていた。リッジ手前で休憩。この時点において全くその後の展開が予想できなかった。しっかり兆候があったにもかかわらず。
リッジに出ると風が急に強くなった。吹き飛ばされそうな冷たい風。顔が痛い。手が痛い。ナイフリッジ状になっているところもある。時折風も強く吹いたり弱くなったりする。バランスを崩しやすく危ない。それよりも顔と手が冷たくて痛い。片手を顔に付けて風除けにして、片手はピッケルでバランスを崩さないよう一歩一歩登る。
途中岩があり風が来ないところで休憩した。ここに老人がずっと休んでいる。結局この人は頂上には行かずここで帰ったようだ。ここで目出帽をするが全然寒い。下山する人もいる。後で数えたら1/3くらい帰ったようだ。下山するか頂上まで行くか選択に頭を悩ましていると、頂上から降りてくるガイド山行の2人が目に入った。意外と近い!こちらの人は寒さには強いが自分も行けると思った。
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氷河をトレースに沿って歩く

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風の来ない岩陰

頂上直下は少し急になっていて、アイスっぽくなっていた。前にガイドが2人を連れているが、ここはコンテではなくピッチを切っているので遅く、抜いて行く。頂上も風は強く手早く写真を撮って直ぐに降りた。寒いので休憩もなしだ。下りもナイフリッジはバランスを崩さないよう慎重に下り氷河まで来た。風がなくなり頬が熱い。
リッジからの下りは一部雪が柔らかくなっていたが氷河はまだ硬い。休憩なしでトラバースする。氷河のトラバースが終わりクランポンを外すところで休憩。岩のリッジを小屋へ戻る。11:00ちょうど着。
オーナーが小屋の前で日向ぼっこをしていた。上まで行ったか聞いてきた。何度も自分の名前を叫んで、帰りにお土産だと言って絵葉書を1枚くれた。やはりいい人だった。
また長い岩のリッジをザーズフェーへと下った。
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ナーデルホルン頂上

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頂上直下の尾根

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次はラッギンホルンを登り、バイスミースを登るルートも考えたが相当疲れているので、翌日アルマゲラー小屋に入りバイスミースのみを登ることにした。
とりあえずザースフェーからザースアルマゲルへバスで行く。
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ナーデルホルンから見たバイスミース
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