登山記録 by 児玉

登山、沢登り、山スキー、クライミング、アイスクライミングなどの国内・海外の自分の記録

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マッターホルン4478m

8/25はヘルンリ小屋のテント場へ移動、マッターホルン下見
8/26マッターホルン登山、ツェルマットへ戻る
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天気は先週くらいに大雪が降り暫くガイド山行が行われていないという情報を得て、もう少し休みたかったが天気が2日間良くなるというので登りに行くことにした。ところがこれが大当たりで、ガイド山行再開の初日になり、大混雑となった。天気は登りのときは非常に寒く曇り、頂上到着と同時に晴天となり最高の天候となった。しかしあの混雑は異常だった。マッターホルンは見る山で登る山ではないと痛感する。どうしても登りたいなら、ガイド山行しかないだろう。変な山である。

8/25(水) 晴れ
マッターホルンはルートファインディングが難しいと聞いていたので、少し早めに行き下見をすることにした。ゴンドラに乗り10時半に歩き始める。まだちょっと疲れを感じる。荷物は20kgくらいだろうか。テントとロープなどでかなり減らしたつもりであるが重くなってしまう。2時間弱でヘルンリ小屋に到着。多くの人がテラスでワインなどを飲んで寛いでいる。テント場に行き荷物を置いてから下見に行く。話には聞いていたがどちらねも行けそうで、どちらも難しいそうで全然道が分からない。時々降りてくる人がいるので参考にして進む。300mくらい高度を上げるのに1時間半以上かかった。とりあえず戻ったが、完璧に記憶できなかった。
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8/26(木) 曇りのち晴れ
2時半に起き、3時15分出発。マッターホルンの頂上付近には雲がかかり、その雲が月を隠してあまり明るくない。ヘッドライトを付けて出発する。最初固定の太いロープで10mほど上がり、左へトラバースしながら上がってゆく。やはり暗いと余計分かりづらい。昨日行ったはずだが間違えながら進んだが、とりあえず昨日下見をしたところまでは何とか行くことができた。
そこから左の方へ登って行くとは思っていたが、途中からリッジの方へ行く。ところが、後からきたガイドの一行が左の方へ上がって行くのを見て、あっちだ、と方向変換。暫くガイドに付いて行くがかなりスピードが速い。付いて行くのも大変である。途中休んでいるとまたガイドの一行がやって来る。また付いて行く。ルートはこれで間違わなくなった。しかし、なんとガイド山行の多いことか!間違わなくて良くなったが。。。
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前日下見のときに撮影

ソルベイ小屋の手前は凍っていて、少しいやらしい。ソルベイ小屋に着いてようやく夜が明けだしてきた。朝焼けが綺麗だ。ソルベイ小屋の直ぐ後が少し難しく、ちょっと待つがそれほど難しくはない。少し登ったところで雪が多くなりクランポンを着ける。ここから雲の中となりかなり寒い風が吹いている。手が冷たい!皮の手袋をしているが冷たい。少し登ると太いロープが出てくる。ちょっと急になる。ガイドの御一行様もスピードが落ちてきて、ちょっと邪魔である。抜こうにも抜けない。ごぼうでロープを持って上がる。腕の力がない女性などは大変そうである。
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ソルベイ小屋の後の待ち

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このロープ登りはかなり続く。寒く手がかじかんでくる。今日は大丈夫なのだろうかと思いながら登っていると、時折薄日が差すこともでてきた。これは良くなる兆候か。依然急な登りが続き、長い待ちが続く。これを続けて行くうちに十字架が見えてきて、天気が良くなってきた。
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このもう直ぐ先が頂上である。狭い頂上には一杯の人がいる。少し少なくなってから頂上に行く。8時20分登頂!快晴である。すばらしい!ちょっとはなれたもう一つの頂上に行ってみる。

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帰りが大変である。行きの人と帰りの人が狭いリッジにごった返している。ここでゆっくりラッペルをやる余裕はない。大変な混雑である。自分はクライムダウンで降りることができるが、降りられない人はかなり時間がかかるだろう。ロープのところも行き交う人で待ちに待ってようやく降りることができる。こんなことを続けて少しづつ下がって行くがなかなか捗らない。
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ようやく雪がなくなりクランポンをはずせるところまで来た。かなり疲れた。ソルベイ小屋の手前で一回ラッペルをした。結局ラッペルはこの一回だけであった。途中、スタッカートで登っている人に会ったが、夜中までかかるのは明白であった。やはりコンテで難しいところのみをビレイする方法でないと時間がかかってしょうがない。しかし、下りはラッペルも全部やるのではなく、難しいところのみ行わないとえらく時間が掛かってしまう。ロープは60mより30mの方が良い。小刻みに刻まないと邪魔になってしまう。
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ソルベイ小屋から下はただただ降りているという感じで、ガイドのおかげで降りる道は間違えない。が、待ちが多いのと少し疲れたので、彼らには付いて行かないことにした。ゆっくり降りた。それでも遅いガイドの一行が来るので、迷うことがないので助かりはする。
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13時40分ヘルンリ小屋に到着。暫くテントの中で寝る。30分くらい寝てからテントをたたみ、ツェルマットに降りた。
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ツェルマットのクライミング

8/23(月) 曇り
昨日、Active Mountainというカナダで紹介された旅行会社に行って山の情報を聞いていたら、当日マッターホルンに一人で登ってきたという中島君がきた。彼は5日後には日本に帰るそうだが、その前にアイガーに登りたいと山の情報を聞きにきた。同じキャンプ場に泊まる。
このActive mountainでツェルマットの近くの岩場を聞いたら、20分くらいのところにあるというので一緒に行ってみた。2人とも疲れているので、軽いところを登った。といっても彼はクライミングジムで働いていて、13をオンサイトしたほどの腕だ。ただここ3週間ヨーロッパに来ていて全然岩に触っていないそうだ。

岩場自体は小さく、長さも短い。岩はしっとりしていて滑りやすい。
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カナダかスイスへ

8/20 カナダ、カルガリー出発 → 8/21フランクフルト経由 → スイス、チューリッヒ経由 → スイス、ジュネーブ → ツェルマット
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ビクトリア山(南峰3464m、北峰3388m)トラバース

ビクトリア山はレイクルイーズの正面に見える山で南峰(3464m)と北峰(3388m)がある。今回治郎さんと北峰から南峰へのトラバースをした。レイクルイーズから北峰へは北東リッジから登り、南峰へトラバースし南東リッジをアボットパスに降り、ファーマンレッジからレイクルイーズに戻った。

レイクルイーズ4:15-北峰10:00-南峰14:00-アボットパス16:30-レイクルイーズ21:00

8/18 晴れ 風やや強い
キャンモアを3時に出て一路レイクルイーズへ、駐車場4:15にスタート。湖畔をティーハウスまで行きそこから登山道があるのだが非常に分かり辛い。15分ほど行ったり来たりし発見。初めはトレースがある、その後雪/氷でクランポンを出す。今回軽量化のためハイキングシューズにクランポンという形をとった。しかしハイキングシューズでは柔らかいので傾斜の強い斜面やアイスでは踏ん張れない。何とかビクトリア山-コーリア山のコルに着く。
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向こうがビクトリア山、横に長い

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コーリア山

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ビクトリア山-コーリア山のコル

コルからビクトリア山北峰を目指す。最初は雪だが徐々にアイスの部分も出てくる。傾斜も強いのでこの靴ではかなり大変だ。雪の多いところを選んで登った。アシニボインの疲れがかなり残っていて足が重い。直ぐに疲れてしまう。それでも休みながら徐々に足を進めビクトリア北峰に到着。天気は良いが風が強く寒い。
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コルからはビクトリア北峰はそんなに遠くない、北峰から左にトラバースする

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もう直ぐ北峰

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北峰頂上

これから南峰へトラバースする。稜線上をトラバースするルートをその下をバイパスするルートがあるのだが、バイパスするルートも斜めっていてガレた岩がたくさん乗っていて所々に雪/アイスもあるので稜線上を行くことにした。稜線上はかなりアップダウンがある。一番問題は岩が非常にルーズで一見大丈夫そうな岩でも簡単に動いてしまう。どんな岩でも落ちる可能性がある。気が一秒たりとも抜けない。アップダウンの登り降り自体はⅣ級のグレーディングである。そして非常に長い。何度上へ下へ行ったことだろう。ロープをコンテでつないで進む、ちょっと難しいパートはビレイをする。ピトン類は殆どないのでカム/ナッツでプロテクションを取る。治郎さんはアルパインガイドを目指しているのでずーっとリードをしてくれる。疲れ果てた身には非常に助かる。
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途中大きなギャップがある。一箇所はクライムダウンで降りる。もう一箇所はラッペルで降りた。トラバースは反対側からもできるのでクライムダウンもできるのだろう。南峰に近づくがなかなか遠い。疲れもでてきて緊張が続かない。岩を持ち登ろうとするとグラッと、おおっと危ない。南峰は遠くから見ると急な雪/アイスが続いているように見えたが、岩をかなり使うことができ雪の部分はそんなに多くなくホッとした。2時丁度に到着!トラバースは長かった、疲れた。
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南峰はたくさん登られているのでルートも明確である。ここからは岩はそんなに脆くない。雪の部分はトレースもある。登り返しもあるが足が重くなかなか進まない。最後のちょっとガレた下りを終えアボットパスに4時半着。アボットハットで一休みする。
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アボットハットからはいくつか降りるルートがあるが、我々はレイクルイーズに車を置いてあるのでファーマンレッジルートで帰ることにしている。もう一つデストラップという氷河を行くルートがあるがこの時期クレバスが多く上からも氷河が落ちてくることもある。アボットパスからレイクルイーズ側に降りるがMt.リフロイ側を行く。ガレ場が延々続く。1時間半ほど行ったところであろうか、斜めった広いレッジの端にくる。この一番下の方に行き一段下に降り南に回りこむ。断崖絶壁の中断に2~5m程のレッジがあり1km程進む。ところどころにフィックスが張ってありロープを出すこともない。
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最後はガレた斜面の下りとなる。断崖が高いのでここも長い。足が疲れているのでかなり足にくる。本当に長いガレの下りが終わるとモレイン歩きとなる。遠くにレイクルイーズが見えるのだが、スケールが大きすぎてなかなか近づかない。1時間以上掛かったと思うがようやくレイクルイーズに続く氷河の川に着いた。ここを渡渉する。もう靴がきたないので靴のまま渡渉した。そしてレイクルイーズへ。今日は明るいうちに帰ることができた。9時ちょうどに到着。長い一日だったが、充実感もいっぱいだ。レイクルイーズは流石に人がまばらだ。昼間はいっぱいだったのだろう、今日は天気がよかった。
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Category: カナダ  

アシニボイン3618m登山(単独)

Mt.アシニボインを登ってきました。いくつかのアプローチルートがあるなか、比較的距離が長いハイキングでは一般的なMt.シャークのルートから入りました。ヘリで入る人も多いようで、頭上でしきりに飛ぶ光景が見えました。しかし、アシニボインを登る多くの人は反対側のオーロラクリークから入ってくるようです。そちらは距離が短いが急で氷河歩きがあるそうです。基部にハインドハットがあり、皆そこからアタックします。天気はアプローチの日がしとしと雨で、その前の日から雪が降っていたようです。アプローチの途中降りてきた人に聞いたら、雪で帰ってきたと言っていました。自分も結局2泊して登ることができました。

8/13 キャンモア8:00-Mt.シャーク駐車場9:30-15:30アシニボインロッジ-19:00ハインドハット
8/14 ハインドハット7:30-10:30レッドバンドの下-12:30ハインドハット
8/15 ハインドハット5:50-9:15アシニボイン頂上9:25-13:20ハインドハット14:45-0:15Mt.シャーク駐車場-2:00キャンモア

8/13 雨
朝寝坊して8時ころ出発し、Mt.シャーク駐車場へ、9:30歩行開始。この日はしとしと雨で小雨だが全然止まない一日だった。平坦な道を歩き出す。荷物はバガブーのときよう遥かに少なく20kgくらいだろうか。熊注意の看板がいくつかある。今日は熊スプレーを持って、大声を出しながら歩く。たまに帰ってくる人に会うが数少ない。上空ではヘリが盛んに行ったりきたりしている。ヘリを利用する人も多いようだ。
中間点くらいにワーデンのキャビンがあり、その前にインディアン顔の水飲み場がある。
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ワーデンキャビンと水飲み場

ワーデンキャビンを過ぎると道は徐々に細くなってようやくハイキングらしくなって行きます。小高いアシニボインパス手前から登りが始まるが、バガブーの影響だろうか足が少々重い。パスを過ぎると草原のような平原が現れる。しかし、なかなかアシニボインロッジが見えない。雨で周りの高い山は全然見えず、低い山が見えてきた。雨のせいで水はあまり飲んでいなし、休憩するのも嫌な天候だ。15:30ようやくアシニボインロッジに着いた。雨も一休みのようだ。
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アシニボインパス

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アシニボインロッジ

ここまでは順調に来たがここからが大変だった。大休憩をした後、レイクメイゴックに向かいキャンプ場を通り過ぎる。アシニボインは下の部分しか見えない。写真のイメージは見ることができない。この先断崖が待っている。ハインドハットは断崖を越えた台地の上にある。まず手前の断崖を登る。簡単ではあるが脆そうな岩である。次いでガレ場を上がる。これが結構大変で、アリ地獄のようだ。その次の断崖も脆そうな岩でいくつか乗越す。雪が現れたがもう既にかなりの高さだ。ここで滑ったら大変なことになる。慎重にトラバースして上の岩に取り付く。今度は長いトラバースが始まる。初めは上に行ったり、下に行ったりしなければならず、重荷には大変だ。バランスを崩しても危険だ。
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アシニボインの上部は見えない

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このガレ場の先の断崖を登る

トラバースをして少し下る。今度はずーっと登る。途中雪が出て来てクランポンが欲しいところだが、直ぐに岩になるのでここは着けずに登る。かなり疲れがでてきたので重荷にの登りはやはり辛い。今度はゴロゴロした多いな石のモレインが続く。ルートが分かりづらい。右手の台地を目指しひたすら登る。やっとハインドハットに着く。
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ハインドハットへの登りに3時間半も掛かってしまった。精神的に疲れた。ハットに着くと2人組の2パーティがいた。1パーティはカリフォルニアから来たジェフとジョン。そしてカナダのラジウムから来たスティーブとマリーだ。ジェフが一番の年上で73歳、ジョンは60歳くらいか。ハインドハットには食器やナイフ、鍋、コンロ(2ヶ口)などが最低限置いてある。ベッドにはマットもあり荷物の削減に助かる。
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8/14 曇り
朝起きると、疲れていたのか朝寝坊して5:30を回っていた。雲が異常に多い。天気予報では晴れなのだが。。そいえばもう1パーティ外に居た。テントを張っていた。本来ハットが一杯のときだけOKなのだが。。彼らは既に出発していてレッドバンドの下の方にいる。こういうとき何故か皆一緒になりどうするか話し合う。結果、とりあえず行ってみることに。スティーブは以前登ったことがあり、先頭で行く。ガレ場を登ると岩の登りが始まる。この時点でジェフが相当遅れて、登るのを諦めていた。その先は4人で登る。ジョンはまあまあ登れる。マリーがちょっと怖がりで、登るのに時間が掛かる。
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ガレ場を登る

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ここから岩登りが始まる

下の方は所々に踏み後がでてきたり、岩を登ったりしながら進んでゆく。時折凍って滑るところがあったり、徐々に雪が出始める。レッドバンドに下の方まで進むと雪が多くなり、傾斜も少しずつ増して行く。上から3人組みが降りてきた。グレーバンドの方が雪で行けないと言う。この後少し登ったがマリーに泣きが入り帰ることに。天気も雲が多く登る気力を起こさない。自分も降りる。少なくともここまでの道は頭に入った。ここまでのとこでもラッペル用のスリングがいくつかある。数回ラッペルで降りる。
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児玉、ジョン、スティーブ(右)

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上がレッドバンド

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ラッペルを始めるマリー

ハインドハットに戻り明日の予定を聞くと、ジェフとジョンはこれから下に降りて明日ヘリで帰り、スティーブとマリーは明日の朝帰るとこと。自分は明日アタックする。よく考えると食料が足らない。などと考えていたらマリーが食料が余るから少しくれるとのこと。ラッキー!!山登りは国境を越えて皆友達になる、、なんて。本当に嬉しい。これがなかったらよく考えれば帰らなければならないところだった。山は不思議である、昨日会ったばかりなのに友達以上の思いがある。
休んでいると3人パーティが2組来た。明日アタックするとのこと。明日の天気予報は晴れ、上は雪なので少しでも緩むようにと少し遅く出発することにする。
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ジェフ(左)とジョン、これからアシニボインロッジに向かう

8/15 快晴
この日は長い一日となった。登りには最高の快晴である。自分は5時過ぎに起きたが、他の2パーティは3時に起きてゴトゴトしていた。軽く食事をして、5:50出発。既に先発隊はレッドバンドまで到着している。スティーブとマリーが起きて見送ってくれた。心強い。ちょうど明るくなりヘッドライトは要らない。レッドバンドまでは道は頭に入っているので気が楽だ。昨日辿った道をトレースして行く。1時間半ほどでレッドバンドに、昨日の半分だ。朝焼けが綺麗。
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レッドバンド

レッドバンドは雪もそんなに着いていなく楽だった。その上は雪が積もっていて、クランポンを着けるかどうか迷う。雪はちょっと硬いがステップは切れる。岩を登るのには履かない方が楽だ。とりあえず履かないで行ってみることにした。所どころに岩も出ていたので岩をできるだけ拾って登っていく。前のパーティはクランポンを履いているようだ。次はグレイバンドだ。グレイバンドの上に前のパーティが見える。こちらはレッドバンドより難しそうだ。いくつかラインはあるが、一番簡単そうなところを選ぶ。登り自体は至って簡単であるが、落ちれば終わりである。慎重に足を決め、手を決める。緊張の瞬間だ。上に這い上がり一見落着。帰りのためにラッペルステーションを確認しておく。
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グレイバンド

グレイバンドの後は少し雪の斜面があり、今度はリッジを登る。簡単なリッジ登りが多いが、一箇所ちょっと難しいところがある。少しチムニー状であるが右側のステージに上がりそこから這い上がる。このリッジで前の1パーティの前に行かせてもらう。あとはいくつもの小リッジを乗越すと雪のリッジが現れる。左に湾曲した雪庇を持ったリッジを滑らないように慎重に進むと一番高いところに着く。先頭のパーティが戻って来る。自分は頂上まで30m前であるがお互いを祝福する。頂上は雪で覆われ雪庇となっている。ここがアシニボインの頂上だ~!暫く景色を楽しむ。天気は
快晴。贅沢なひとときである。
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先頭パーティが上のリッジに、下のリッジ奥に2番目のパーティがいる

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ちょっと難しいリッジ

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先頭パーティが頂上から戻って来た

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アシニボイン頂上

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本当の勝負はこれからだ。何故なら浮石/岩が多いので落石が避けられない。実際どんなに慎重に降りようとしても自分も落石をいくつも落としてしまった。下山は上部はラッペルで降りる。しっかりとした支点があるところもあるが、岩にスリングを数本回しただけのところもある。直ぐにラッペルステーションの先頭パーティに追いつく。自分もロープは持っているが使っていいと言う。登って来るパーティと交錯してなかなか進まない。このレッジだけ混雑している。先に降ろしてもらい、抜かせてもらった。急いで降りないと危ない。
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リッジ上で登りと下りが交錯しビレイステーションが混雑

急いで降りないといけないがラッペルは時間が掛かる。急でないところはクライムダウンの方が早い。クランポンを着けていないので雪のところは慎重に、岩のところは脆いか確認しながら着実に降りる。後ろではラッペルで手間取って徐々に間が開いていく。ここに支点があってもいいんじゃないかというところになかったりして、所々にに難しいクライムダウンをするところがある。滑らないよう慎重に慎重に。グレイバンド、レッドバンドを越え下山の踏み跡を探す。踏み跡を辿る方が遥かに早いからである。逃げるように降りる。時々、「ロック」の声が聞こえる。日本流で言えば「ラク」である。かなり離れていたのでここまでは来なかった。急いで落石があっても大丈夫な場所まで非難した。助かった。雪が溶け流れているところで冷たい水を飲んだ。そういえば今日は1回水を飲んだだけで何も食べていなかった。13:20ハットに戻ると、ガイドとお客の2人組がいた。後ろのパーティはまだ相当後ろのようだ。とりあえず軽く食事を取った。ガイドがラッペルの方法などを教えている。お客はニューヨークから来た人で、ガイドは以前ヤムナスカでガイドをしていたと言う。今は一人でやっている。一時間以上経ってから後ろの1パーティが戻って来た。彼らは4:00に出発したと言っていた。
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ハインドハットを出発しアシニボインパスへ。足が異常に重い。おまけに断崖のルートファインディングが難しい。既に頭から抜けている。登っているときには感じなかったが、相当疲れている。ラッペルステーションがいくつかありラッペルをするも登りと殆ど同じ時間が掛かってしまった。この後も重い足を無理やり動かしてMt.シャーク駐車場へ到着。既に0時を過ぎていた。へとへとに疲れた。長かった。でも達成感で一杯だ!
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Category: カナダ  

ハートクリーク クライミング

8/12 曇りのち雨
忠さんとハートクリークのクライミングエリアに行く。自分は初めてのところである。忠さんはお互いの限界ルートをやろうと5.12か5.13のルートをワークしたいと言う。岩はどちらかというと黒岩のような感じか。途中雨が酷くなり帰ることに。

初めに手前のジュピターロックエリアのビーナス(5.10a)を登る。リードをさせてもらうが最初がつるつるのスラブで10aにしては自分には厳しい。中盤は小さめのホールドだが適度にあり何とか登れるレベルだが最初ということでかなり緊張した。何とかマスターオンサイト。
このルートは川沿いのため、ロープを落とすとき川に落とす可能性がある。このため、忠さんはトップロープでロープを落とす回数を削減する。忠さんが登り始めると雨が降ってきた。
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次は、徐々に本題のルートへ。まずザベイヨンエリアのクランプ(5.11c/d)をやる。10mくらいと短いが自分にはかなり難しそう。プリクリップをして最初にやらせてもらう。軽く前傾していてホールドが小さく、足場もそんなに良くないので全然歯が立たない。
忠さんが登ると雨が降り出してくる。最初の難しいところをクリア、上の方でテイクしながらホールドとムーブを確認して、再トライ。今度は問題なく登って行く。もう既に雨で薄カブリの壁であるが上部は濡れていて上部は無理で終了。
自分ももう一回トライするも全然ダメ。雨が上がるのをまっていたが、全然止む気配がないので終了とした。
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忠さんは本当は隣の5.13aをワークしたいのだが、雨で壁は濡れているし今日は11℃と寒い。来るときは20℃あったのだが。帰りにローフィード山が白くなっていた。
Category: カナダ  

バガブークライミング

治郎さんの誘いで今回、世界のクライマーの憧れのバガブーに1週間行くことができた。治郎さんには殆どの登りでお世話になってしまった。ヤムナスカの同僚の裕司さんが8/4-6、治郎さんの奥さんのジュンコさんが8/5-7に参加して有意義な時を送ることができた。実のところは治郎さんと裕司さんのトリップに自分が割り込んだというのが本当のところである。天候はバガブーらしく中盤から後半は雨の日が続いてなかなか思うところに登ることができなかった。

 今回登ることができたのは、
1.バガブースパイヤー  ケインルート5.6
2.クレセントスパイヤー ウエストサイドストーリー5.10-
3.クレセントスパイヤー マクテクアラート5.10-(雨のため2ピッチのみ)
4.ピジョンスパイヤー  ウエストリッジ5.4

8/4 晴れ
この日はキャンモアからBC州のバガブーの駐車場へ車で行き、そこから1000mの登りでアップルビーキャンプグランドに入る。
9:00にキャンモアを出発、途中1時間のオフロードを走りバガブー駐車場に着。駐車場でチキンワイヤーを車に巻く。
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治郎さん(左)と裕司さん、車は皆足回りにチキンワイヤーを巻く

ここから1週間の食料やクライミングギアを含め35kgの重荷を1000m持ち上げる。自分はかなりバテバテで2人にかなり遅れをとってしまった。2人とも相当早い。途中裕司さんに少し荷物を持ってもらい何とかかんとかキャンプグランドに到着した。
バガブー氷河
バガブー氷河とアニバーサリーピーク(左)、ハウンズツース

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途中のコンラットケインハット($25/泊)、ガス設備は食器など揃っている

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アップルビー キャンプグランド(ケインハットの北へ250m登ったところにあり、バガブースパイヤーやクレセントスパイヤーに近い)

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キャンプグランドに着いて一息

8/5 快晴
こんな日はバガブーにはないといういい天気となった。今日は定番のバガブースパイヤーをケインルート5.6から登る。朝4時に起き5時出発。バガブースパイヤー/スノーパッチコルに着くころ朝日が周りの山を赤くする。
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まずバガブースパイヤー/スノーパッチコルに向かう

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ハウザータワーズ

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ピジョンスパイヤー(右)、マーモレータ(左)

コルから暫くスクランブルで登り、5.4のチムニー状のところでロープを出す。核心はジャンダルムでスラブをトラバースする。ここまで来ると高度感が相当ある。最後の登りを上がり頂上に到着!
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初めスクランブルで登る

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ロープをつなぐ、アルパインガイドを目指す治郎さんはクライミングシューズにはならずマウンテニアリングブーツで登る

ジャンダルム
ジャンダルム手前のリッジ

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ジャンダルム

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バガブースパイヤー頂上

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スノーパッチ スパイヤー(バガブースパイヤー頂上から)

下りでトラブル発生。自分がクライミングシューズを脱いでシューズを置き忘れてラッペルで2ピッチ降りてしまった。しょうがないので登り返していたら、上から降りてきた人が持ってきてくれた。あ~よかった。コルまで戻り一休みしてラッペルでコルから降り帰った。帰ってみると治郎さんの奥さんジュンコさんがビールとワインをもって来ていた。ラッキー!!

8/6 晴れのち曇り
今日は裕司さんが帰り、治郎さんとジュンコさんと近くのクレセントスパイヤーの人気のマクテクアラート5.10-に登りに行く。ところが、人気のため既に2パーティがいる。ルートを変えて隣のウエストサイドストーリー5.10-を登ることになった。6ピッチで5.10-が1ピッチ、5.9が3ピッチである。治郎さんが最後までリードしてもらった。結構立っていてハング気味のところを乗越す箇所もあるが要所要所にホールドと足場がある。やはり5.10-がちょっと難しく、初め大きめのクラックで体を少し入れるところから徐々に狭くなり、最後はフィンガーとなるがちょっとした足場があり何とかクリア。
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1ピッチ目、5.9

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2ピッチ目、5.10-、初めは広く徐々に狭くなる

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ビレイ中のジュンコさん

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3ピッチ目

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終了点付近、バックはイースト氷河付近のヴァウアル山脈

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ヴァウアル氷河

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下山

ウエストサイドストーリー
ウエストサイドストーリー

キャンプグランドに帰ってきたら、誰かが手を振っている。と思ったらブライアンとフィアンセのカズコであった。彼らはACCのロッククライミングで一度お世話になっていた。テントは重いのでタープを持ってこようとしたが忘れたのでビニールシートを買って来てタープ代わりにしていた。この後雷雨となる。
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戻ってきたらブライアンとカズコがいた

8/7 曇り時々雨
今日は一人でイーストポストスパイヤーにスクランブルに行こうと思っていたが、疲れていたせいか10時まで寝てしまった。起きたら怪しい雲行きになっていたのでレストとした。治郎さんとジュンコさんはクレセントタワーに登りに行ったが、難しいと言って帰ってきた。ジュンコさんは今日で帰ることに。午後雨が酷くなってきた。ブライアンらはハットに非難したようだ。

8/8 雨のち曇り、時々雨
朝、雨が降っていたが徐々に天候が良くなってきたので近くのクレセントスパイヤーのマクテクアラートを登ることになった。グレードは5.10-で結局、途中雨で2ピッチのみで降りることとなる。
1ピッチ目5.9で最初ハングの乗越しがある。2ピッチ目はハンドからフィンガーのクラックで5.10。右クラックで開いているのでレイバックで登っていたら足が滑り1テイクしてしまった。2ピッチ目を登り終えると雨がチラホラ降ってきたので早々に降りた。
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1ピッチ目5.9

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2ピッチ目5.10

8/9 晴れのち雨
朝晴れていたのでスノーパッチスパイヤーのスーパーダイレクト5.10に登りに行こうと、バガブー/スノーパッチコルまで登ったら、向こうは曇りでこちらに来そうな様子。嫌な予感で戻ることにする。予感が当たって欲しくないのだが、この後やはり雨。。。。
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せっかく朝早く出発したのだが、戻ることに。朝日が美しい!

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向こうから雲が、、サン オブ スノーパッチとクレセント氷河

8/10 曇りのち雪
スノーパッチスパイヤーのスノーパッチルートに行こうと言っていたが、はっきりしない天候で予定を変更して、雨が降っても降りて来ることができるルートということで、ピジョンスパイヤーのウエストリッジ5.4に行くことになった。
まずはバガブー/スノーパッチコルに行き、そこからアッパーヴァウエル氷河をピジョンに向かう。氷河歩きのためロープを出す。登り口まで1時間40分。ロープを準備をしてコンテで登る。治郎さんはクライミングシューズではなく今日もマウンテニアリングブーツで登る。
ピジョンへ
ロープをつないでピジョンスパイヤーへ

ピジョン ウエストリッジ
初めのウエストリッジ

途中、雲行きが怪しくなってきたので戻ることに。戻ったら天候は良い方向になる。ぞくぞくパーティが上がってくる。皆雨が降っても登れるところを狙ってくる。また登ることに。スタッカートのパーティを追い越し先頭になる。所々に雪が残っていて滑りやすい。お互い先頭を入れ替わったりして頂上に到着。ちらほら雪が。。。徐々に真冬の状況になる。大雪だ!!
ピジョン頂上
ピジョンスパイヤー頂上、バックはハウザータワー

ピジョンフィーザーとフラットトップ
ピジョンフィーザー(中央手前)とフラットトップ(中央後ろ)

ピジョンで雪
大雪がピジョンに降る

急いで降りるが手が冷たい!真剣に降りる。久々の冬の登攀のようだ。雪で滑りやすいので下りは殆ど自分が先頭で降りる。手が。。雪は本降り。風は冷たい。何とか降りてほかのパーティとエキサイティングな登攀に歓喜する。

テントに戻りコーヒーで体を温める。今日帰ることにしパッキングしまた重荷を背負い下る。何も重量は変わっていないように重い。下りでも辛い。時間は登りより遥かに早いがかなり来ている。どうにか駐車場に到着してキャンモアに戻った。
Category: カナダ  

バンフ クライミングジム

8/2 曇りのち雨
今日はマルチピッチに行く予定だったが、天気が悪いためクライミングジムに。いつものビジョンではなくロープが使えるバンフのクライミングジムに行くことになった。メンバーは4日から一週間一緒にバガブーに行く治郎さん、それと忠さん。

ここの施設はクライミングジムだけではなく、体育館、スイミングプールなどいろいろなスポーツ施設がある。治郎さんが冬の仕事場である。そのため、割引価格に。ラッキー!ロープを使う場合テストがあり、トップロープとリードクライミングのビレイ/登りのテストしてOKにならないとロープの使用はできない。ボルダリングはテスト不要である。

初めてのところは何かいい緊張感がある。登りはいまいちうまく行かないが新鮮な感じだ^^;。

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Category: カナダ  

クーガー クライミング~その3~

8/1 曇りのち雨
今日も忠さんとクーガークリークでクライミング。あいにく天気が悪く途中雨で帰ってきた。本日の目的はマルチピッチの確保方法とロープワーク。忠さんはマルチピッチを1回しかやったことがなく、お互いの方法を確認/考察し、どの方法が良いか、実際にやってみた。シンプル且つ安全にが判断基準。自分は何回もやっているにもかかわらず、途中めためたに。やっぱ、定期的にやらないと直ぐに忘れてしまう。

場所はHouse of Cards, LEFT。初めに2ピッチのSPF(5.8か5.9+10b)。1ピッチ目(5.8か5.9)忠さんがトップで登る。初めの方は岩が脆そうで怖い。立ってくるとしっかりしてくる。ホールドもあり確認をしっかりする。1ピッチを登り、確保方法を確認しお互い意見などをいい良い方法を探る。カナダの方法と日本の方法の摺り合わせ良いと思われる方法を取ってゆくことに。2ピッチ目(10b)は自分がトップ。フェースっぽいところを登り左上して最後が核心、スタティックではできず。しかし上のホールドがガバ系だったので助かる。忠さんはヒールフックで楽に取りに行く。久しぶりのセカンド確保。カナダ流も取り入れやっていたら、めちゃくちゃに。時間をかけても今回はしっかりやる。
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次はSlowpoke(5.8)+Fidet(10c)の2ピッチ。初めSlowpoke(5.8)を自分がトップで快適に登る。ホールドもしっかりしていて快適だ。次いで忠さんがFidet(10c)を登る。左の方が簡単そうだがあえて右の方に行く。流石!その上もちょっと小さめなホールド。今度はお互い割とスムーズに。大変勉強になりました。
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